【プロが教える】トイレの黒カビを除去する方法とおすすめアイテム紹介
「きちんと掃除しているのに、トイレがカビ臭い」
「いくら擦っても、便器の黒カビが落ちなくて困っている」
トイレは汚れが溜まりやすいため、少し掃除を怠るだけであっという間に不潔な状態になってしまいます。
また、しっかり掃除しているのに「トイレがカビ臭い」と感じている方もいるでしょう。
このような場合、タンク内など見えない箇所でカビが繁殖している可能性が考えられます。
カビは適した条件下で急速に増え、わずか数日で広範囲に広がることもあります。
それを防ぐためにも、早急に対処することが重要です。
この記事では、トイレの黒カビを除去する方法やカビを予防する方法について詳しく解説します。
おススメのアイテムなども紹介するので、是非この記事を参考にしてみてください。
この記事でわかること
- トイレの黒カビを除去する方法
- トイレのカビを防ぐための対策
- トイレにカビが生えやすい原因
- トイレを清潔に保つためのおススメのアイテム
目次
1.【種類別・場所別】トイレのカビ取り方法
トイレの種類によってカビ取り方法が変わる箇所もあるので、まずはトイレの種類からご紹介します。
トイレは大きく分けてこの3つです。
- 組み合わせトイレ
- 一体型トイレ
- タンクレストイレ
組み合わせトイレ
便器と便座が独立しているタイプのトイレです。
他のトイレと比べて安価なので、賃貸住宅などでは特に多いでしょう。
メリット | デメリット |
|
|
一体型トイレ
便器・タンク・便座が一体型になったトイレです。
組み合わせトイレと比べて一体感があり、スタイリッシュなデザインになっています。
メリット | デメリット |
|
|
タンクレストイレ
タンクレストイレは、水を溜めるタンクがありません。
タンクがない分、圧迫感がなくなり、掃除も楽になります。
メリット | デメリット |
|
|
■関連記事■しつこい黒カビを除去するおすすめアイテム|プロが教える正しい方法
1-1.【共通】カビ取り前の準備・注意事項
カビ取りを始める前に、身に付けるものや注意事項を紹介します。
身に付けるもの
- マスク
- ゴーグル
- ゴム手袋
- 汚れても良い長袖の服
万が一カビ取り剤が飛び散っても皮膚や粘膜に付着しないように体を保護する必要があります。
マスクもなるべく作業用のものを使用することをおススメします。
続いて注意事項です。
トイレは密室のため、注意事項を守らないと死亡事故にも繋がる恐れがあるので、必ず守ってください。
塩素系と酸性は絶対に混ぜない
塩素系カビ取り剤にサンポールなどの酸性の物質が混ざると、急激に分解して危険な塩素ガスが発生する恐れがあります。
実際に混ぜて使わなくても、酸性洗剤を使用した後に、しっかり流さずにカビ取り剤を使用した場合も塩素ガスが発生する可能性があります。
別の洗剤を使う時は完全に洗い流した後にしてください。
心配なら翌日以降に行うなど、日を改めて使用した方がいいでしょう。
換気を必ず行う
カビはマイコトキシンという毒素を排出しているので、吸い込むと健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そして一番怖いのが、先ほど紹介した有毒な塩素ガスです。
万が一塩素ガスが発生してしまった時、密室だと空気が充満して死亡事故に発展する危険があります。
窓やドアを開けて換気したり、換気扇を回すなどして、必ず空気を循環させてください。
無理をしない
連続でカビ取りを行うことは、体に良いことではありません。
15分おきに休憩を取るなど、無理のない範囲でカビ取りを行ってください。
また、体調面に不安のある方や妊娠中の方などは特にカビの影響を受けやすいので、カビ取りは極力控えて、ご家族に頼むか業者に依頼するようにしましょう。
1-2.【共通】便器
便器の中は直接尿や便が触れるので、特に汚れやすい場所です。
そのため、汚れを放置していると雑菌や黒カビが繁殖します。
カビにはアルカリ性が効くので、塩素系カビ取り剤で除去しましょう。
用意するもの
● 塩素系カビ取り剤
● トイレブラシ
カビ取り手順
①便器内に塩素系カビ取り剤を吹きかける
便器内の黒カビを中心にカビ取り剤を吹きかけます。
フチ裏など見えないところにもしっかりと吹きかけてください。
②しばらく放置する
カビに液剤が行きわたるように、しばらく放置します。
放置時間はカビ取り剤によるので、裏のパッケージを確認してください。
③カビ取り剤を洗い流す
ブラシで残った黒カビを擦り落とした後、レバーを回して水を流し、カビ取り剤を洗い流してください。
もし流す時にカビ取り剤を含んだ水が床や便座などに飛び散ったら、しっかり水拭きしてください。
おススメの塩素系カビ取り剤
ジョンソン カビキラー
出典:amazon
花王 カビハイター
出典:花王株式会社
もしこれでも黒カビを除去できない場合は、別の汚れが考えられます。
3-1.黒カビではなく、水垢や尿石による汚れを参考にしてください。
1-3.【共通】ノズル(ウォシュレット)
温水洗浄便座のノズルの黒カビを除去する方法をご紹介します。
ウォシュレットと呼んでいる方も多いですが、ウォシュレットはTOTOが販売する温水洗浄便座の商品名なので、ここではノズルで統一します。
用意するもの
● 塩素系カビ取り剤
● スプレーボトル
● 歯ブラシ
カビ取り手順
①ノズルを出す
ノズル掃除のボタンがある場合は、そのボタンを押してください。
無い場合は、電源を切ってから、ノズルの先端の突起をつまんで出してください。
②カビ取り剤を吹きかける
塩素系カビ取り剤を吹きかけ、しばらく放置します。
泡タイプは液だれしやすいので、ラップなどを使ってパックすると効果的です。
メーカーによっては塩素系カビ取り剤を推奨していないところがあるので、その場合は中性洗剤か、トイレ掃除シートで拭き取るようにしてください。
③しばらく放置する
カビに液剤が行きわたるように、しばらく放置します。
放置時間はカビ取り剤によるので、裏のパッケージを確認してください。
④水で洗い流す
残った黒カビを歯ブラシで擦った後、水道水を入れたスプレーボトルで吹きかけて、カビ取り剤を洗い流してください。
その後、ノズルを元に戻してください。
1-4.【共通】壁
黒カビが発生している場合、漂白効果がある液剤を使わないとカビの色素を落とすことができません。
その場合、カビキラーやカビハイターなどの塩素系のカビ取り剤を使用するようになります。
ただし、塩素系カビ取り剤は色柄物だと色落ちしてしまうことがあります。
また、最後にしっかりと水拭きをしないと、カビ取り剤の成分が残って体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため、塩素系カビ取り剤を使うのは、ビニールクロスなどの水拭きができる壁紙の時だけにしてください。
用意するもの
● 塩素系カビ取り剤
● 雑巾
カビ取り手順
①カビ取り剤を吹きかける
壁に塩素系カビ取り剤を吹きかけて、カビの色素が無くなるまで放置します。
塩素系カビ取り剤を吹きかけたところに、ラップやキッチンペーパーなどでパックするとより効果的です。
また、カビは胞子を飛ばしているため、目に見えないところにまでカビが広がっている可能性があります。目視できるカビから50㎝~1m程度は周辺もカビ取り剤を吹きかけるようにしてください。
※注意※
カビを落とそうとして壁を擦ってしまうと、表面が傷つきカビが入り込んでしまいます。
更に除去することが難しくなってしまうので、擦らないでください。
②しばらく放置する
カビに液剤が行きわたるように、しばらく放置します。
放置時間はカビ取り剤によるので、裏のパッケージを確認してください。
③水を含ませた雑巾で拭き取る
カビの色素が落ちたら、水を含ませた雑巾で拭き取ります。
カビ取り剤が残らないように、何度も繰り返してください。
④乾拭きし、乾燥させる
乾いた雑巾で乾拭きして、乾燥させてください。
湿度や温度にもよりますが、2~3時間ほどしっかりと乾かしてください。
サーキュレーターや扇風機を壁に向けて回すと、乾きやすくなります。
塩素系カビ取りが使用できない壁紙や、ご家族に小さなお子さんがいるなどで塩素系カビ取り剤を使用するのが不安な場合は、弊社が販売しているカビ取りマイスターキットを使用することをおススメします。
カビ取りマイスターキットは、実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品なので、自宅でプロレベルのカビ取りができます。
また市販の塩素系カビ取り剤とは違って危険な成分は含まれていないので、水で洗い流せない場所のカビ取りにも使用できます。
そして防カビ剤もセットに含まれているため、カビ取り後に防カビするだけで、カビの再発を防ぐことも可能です。
予算の問題でカビ取りマイスターキットの購入が難しい場合は、カビ取り剤の単体の販売もしていますので、是非そちらもご検討ください。
■関連記事■壁に生えた気持ち悪いカビを一瞬で除去!最強の技をカビ取り業者が解説
1-5.【組み合わせ】タンクの中
タンクの中は普段見ることがないので、掃除を忘れがちな場所です。
「数年この家に住んでいるけど、一度もタンクの掃除をしていない」という方も結構いらっしゃるでしょう。
きちんとトイレ掃除をしているのにカビ臭いという場合は、タンクの中がカビだらけになっているという可能性も考えられます。
ここでは蓋を開けられる組み合わせトイレのカビ取り方法をご紹介します。
タンクの蓋を開けられない場合は、1-6.【一体型】タンクの中を参考にしてみてください。
用意するもの
● 塩素系カビ取り剤
● スポンジ
● 歯ブラシ
● バケツ
● マイナスドライバー
● ナット(必要の場合のみ)
カビ取り手順
①タンクの蓋を開ける
まずは、マイナスドライバーで止水栓を止めてください。
右回り(時計回り)に回すと閉まります。
それからタンクの蓋を真上に持ち上げて開けます。
蓋を持ち上げるだけでは外れない場合、蓋とタンクがホースで繋がっているタイプのトイレです。
蓋を少し持ち上げて、接続部分のナットを緩めて外してください。
②カビ取り剤を吹きかける
タンクの中がカビ以外にも汚れている場合は、スポンジや歯ブラシなどで汚れを取り除いてください。
その後、塩素系カビ取り剤を吹きかけます。
ただし、塩素系カビ取り剤はタンクの中のゴムや金属を劣化させる恐れがあり、推奨していないメーカーもあります。
その場合は、中性洗剤や重曹を使うようにしてください。
③しばらく放置する
カビがなくなるまでしばらく放置します。
放置時間はカビ取り剤によって異なりますので、裏のパッケージを参考にしてください。
④水で洗い流す
残った黒カビをスポンジや歯ブラシで擦って落とした後、バケツに水道水を入れて、飛び散らないように注意しながらタンクに流し入れます。
カビ取り剤が残っていると、タンクの中の部品等を傷めてしまう可能性があるので、しっかりと流すようにしてください。
それから蓋を戻して、止水栓を緩め、洗浄レバーを回して水を流してください。
1-6.【一体型】タンクの中
一体型トイレの場合、タンクの蓋を開けることができません。
その場合は、手洗い器の穴からトイレタンクの洗浄剤を入れて放置するという方法があります。
長時間放置が必要なので、外出する前や寝る前にやることをおススメします。
用意するもの
● トイレタンクの洗浄剤
カビ取り手順
①洗浄レバーを回して水を流す
洗浄レバーを回して水を流して、一度タンクの中の水を排出してください。
②手洗い器の穴からトイレタンクの洗浄剤を投入する
給水中に、トイレタンクの上にある手洗い器の穴から、トイレタンクの洗浄剤を入れます。
③しばらく放置した後、水を流す
数時間放置します。
放置時間は洗浄剤ごとに異なりますので、パッケージを確認してください。
その後、洗浄レバーを回して水を流せば終了です。
おススメのトイレタンクの洗浄剤
トイレタンク洗浄剤
出典:楽天市場
2.トイレにカビが生えやすい3つの原因
カビは「湿度」「温度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃った時に発生します。
そしてトイレはその条件が揃いやすくなっています。
2-1.湿気がこもりやすい
カビは湿度が高いと繁殖しやすくなり、特に湿度が75%を超えたあたりから急激に繁殖速度が上がります。
そしてトイレは常に便器内に水が溜まっています。
目に見えなくても水は蒸発しているため、それが湿気となります。
また、換気扇を回したり、窓を開けたりしない限りは空気が循環していません。
マンションなどの集合住宅はトイレに窓がついていないケースも多いので、戸建て住宅よりもカビが発生しやすいと言われています。
そのため、常に湿度が高い状態が続き、カビが発生しやすい環境になってしまうのです。
2-2.密室で温度が上がりやすい
カビは20℃~30℃の時に繁殖しやすいと言われています。
そして、トイレは狭い空間でドアを閉め切っていることが多いため、密室の環境です。
いったん内部が温まってしまうと熱がこもり、それが放出されず、高い温度のまま維持されてしまいます。
換気扇を回したり、窓やドアを開けるなどして、空気の循環をさせないとカビにとって心地の良い環境を保つことになってしまいます。
2-3.水や尿の飛び跳ねなどによる雑菌
カビはあらゆるものを栄養にして繁殖していきます。
床に落ちた埃や髪の毛などだけでなく、用を足した際に飛び散った尿や便なども栄養になります。
要するに掃除をしていないトイレには、カビの栄養源がたくさんあるということになります。
3.カビ取り剤で黒カビが落ちない場合
カビ取りをしても黒カビが除去できない場合は、「汚れの原因が黒カビではない」もしくは「カビの状態が酷くて個人では対処が難しい」のどちらかの可能性が高いです。
3-1.黒カビではなく、水垢や尿石による汚れ
黒カビは酸性の環境で発生しやすく、アルカリ性の環境には弱いとされています。
この性質を利用して、強アルカリ性の塩素系カビ取り剤は黒カビを効率的に除去してくれます。
一方で、トイレには水垢や尿石が蓄積しやすく、これらはアルカリ性の汚れであるため、酸性の洗剤によって効果的に除去できます。
通常尿石は、乾燥した尿が固まって黄ばんで見えることが多いですし、水垢は白っぽい汚れとして現れるものです。
しかし、これらの汚れが蓄積されて黒ずむと、黒カビと見分けがつきにくくなることがあります。
そのためカビ取り剤を使用しても、黒い汚れが落ちないということになるのです。
もし塩素系のカビ取り剤で落ちない黒い汚れがあった場合は、サンポールなどの酸性洗剤を使用してみてください。
ただし、塩素系カビ取り剤と酸性洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生する危険があるため、使用する際は十分に注意が必要です。
カビ取り剤をしっかりと洗い流した後に使用するか、異なる日に分けて掃除を行うことが安全です。
3-2.個人でのカビ取りが難しいならプロに任せる
「正しいやり方でカビ取りをしているのに、カビが完全に除去しきれない」
「カビ取りをしたのに、すぐに再発してしまう」
もしそのような状況でしたら、カビの状態が深刻で自力での除去が難しい可能性があります。
特に、壁や天井にカビが発生し、壁紙の裏側まで広がっている場合、表面のカビを除去するだけでは根本的な解決にはなりません。
このような場合、専門のカビ取り業者に依頼することをお勧めします。
プロの業者ならば、カビを根本から取り除くと共に、再発防止のための防カビ対策も施してくれるでしょう。
プロに依頼するとなると費用面で心配という方も多いと思いますが、無料相談や無料の現地調査を行っている業者も存在します。
まずは見積もりを依頼してみて、納得がいけば正式に依頼すると良いでしょう。
ハーツクリーンはこれまでに10000件以上のカビの調査と、5000件以上の施工実績があり、病院や官公庁、上場企業などより高い技術が求められる現場での経験も豊富です。
また、海外の国立大学と提携してカビ取り剤を自社開発し、液剤の独自性と施工方法が認められ世界初のカビ対策工法として特許取得もしております。
弊社は防カビにも力を入れており、カビの再発率は3年で5%以下と業界最高レベルの品質を提供しております。
弊社でもトイレのカビ取りを行っていますので、カビにお困りでしたら一度ご相談ください。
4.トイレのカビを防止する3つの方法
トイレの黒カビの除去が完了しても、まだ終わりではありません。
トイレは湿度と温度が高くなりやすく、栄養源がたっぷりあるため、放っておくとまたすぐにカビが再発する恐れがあります。
カビ取りは手間や費用が掛かるものなので、まずはカビを発生させないように予防することが大切です。
これから紹介する3つのポイントに気を付ければ、カビの発生頻度を減らすことができますので、ぜひ試してみてください。
4-1.換気する
トイレは密室の為、湿度と温度が上がりやすくなっています。
その両方を防ぐために換気が重要なので、定期的に窓やドアを開けてください。
可能であれば、換気扇も24時間回すようにしてください。
ずっと回していると電気代が気になるかもしれませんが、トイレの換気扇は小型なので、3ワット程度です。
仮に1kWhの電気代が27円だとすると、月々約58円くらいです。
これでトイレのカビの発生を抑えられるなら安いと感じる方も多いでしょう。
4-2.こまめに掃除する
カビの繁殖を抑えるためには、栄養源を絶つことも重要です。
そこでおススメなのが毎日の掃除です。
毎日やると聞くと「忙しくてそんな時間取れない」と思うかもしれませんが、本当に簡単な掃除だけで大丈夫です。
トイレに行ったついでに、汚れやすい場所だけトイレ掃除シートでサッと拭くだけなので、1~2分程度で終えられるでしょう。
そして週1回きちんと掃除をすれば、常にトイレを清潔に保つことができます。
汚れは時間が経つと落としにくくなるので、毎日シートで拭くだけで、逆に掃除を楽にすることができるのです。
4-3.タンクを清潔に保つ
タンクの中は滅多に見ることがないため、つい掃除を忘れてしまいがちです。
いくら見えるところを綺麗にしても、タンクの中にカビが発生していると、トイレがカビ臭くなったりします。
また、タンクにカビが生えると、カビの菌に汚染された水が便器に流れてくることになります。
便器にカビが発生しやすくなるのはもちろんですが、水が蒸発することで壁や床などにもカビの菌が移る可能性があります。
それを防ぐためにもタンクを清潔に保つようにしましょう。
5.トイレを綺麗に保つためのおすすめグッズで紹介する置くだけタイプの洗浄剤を使用したり、1-5.【組み合わせ】タンクの中や1-6.【一体型】タンクの中で紹介した方法でタンクの中を掃除してみてください。
5.トイレを綺麗に保つためのおすすめグッズ
トイレの黒カビの発生を抑えるためには、カビの栄養源となる汚れを無くすことが重要です。
汚れる度に掃除することは大事ですが、そもそも汚れないようにすれば、その手間を省くことができます。
これから紹介するのは、「置くだけ」「スタンプするだけ」というものなので、ずぼらな性格でも続けることができます。
5-1.組み合わせトイレ・一体型トイレ向け
パワーバイオトイレのキバミ・臭いに
出典:amazon
人気だった「バイオ トイレのキバミ・臭いに」が2020年に防カビ成分をブラスして「パワーバイオ トイレのキバミ・臭いに」としてリニューアルされました。
バイオとは肉眼で見ることができない微生物で、その微生物の動きを利用してカビや臭いを抑制してくれます。
液体ブルーレットおくだけ除菌EX
出典:amazon
タンクの上の手洗い器に置くだけで、除菌成分が入った除菌液がタンクの中に溜まっていきます。そして水を流すたびに除菌コートされるので、水ぎわの黒ずみの発生を防ぐことができます。
「スーパーミント」「スーパーオレンジ」「ロイヤルブーケ」など様々な香りがあるので、自分でお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。
5-2.タンクレストイレ向け
タンクレストイレの場合は、置くだけタイプが使用できないので、スタンプするタイプのアイテムを使ってみてください。
スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー
出典:amazon
トイレにスタンプするだけで、流す度に洗浄・防汚効果が働いて、汚れを防いでくれます。
流す回数や水温などにもよりますが、1回のジェルで約12日間持ちます。
ブルーレットスタンピー除菌効果プラス
出典:楽天市場
流す度に抗菌成分が広がり、黒ズミの発生を抑えてくれます。
また、スタンプしてからしばらく経って中途半端に残ったジェルは、ブラシで擦って洗剤としても使用できます。
6.リフォーム検討中の方必見!掃除しやすいおすすめトイレ
トイレは簡単に買い替えることができないものですが、もしそろそろリフォームを考えていたり、新築で家を建てる予定の方は、せっかくなら掃除が楽なトイレに変えてみるのも良いでしょう。
隙間・凹凸なしトイレ
隙間や凹凸があるとどうしてもそこに汚れが溜まりやすくなり、掃除しても落としきれないことがあります。
隙間や凹凸が少なければ、トイレ掃除シートでサッと拭くだけで綺麗になるので、掃除がとても楽になります。
タンクレストイレ
タンクの中はカビが発生しやすい上に掃除も面倒なので、タンクレストイレに切り替えればその手間が一気になくなります。
ただし高層階など水圧が低くなりやすい場所だと使用が制限される場合があるので注意が必要です。
また、タンクの手洗い器で手を洗えなくなるので、別で手洗い場を設置する必要があります。
フチなしトイレ
フチのあるトイレは用を足した時の跳ね返りで、フチの裏が汚れやすくなっています。
汚れたままにしていると黒ずみが発生するため、ブラシで擦って汚れを落とすなど手間がかかります。
しかしフチがないと、その掃除がなくなるので、便器の掃除の時間を大幅に減らせます。
他にもメーカーによっては、掃除ができない隙間を持ち上げて手を入れられるようにする「リフトアップ」、強力な水流で便器のすみずみまで汚れを落とす「トルネード洗浄」や「パワーストリーム洗浄」、飛沫汚れを防ぐ「泡クッション」や「ハネガード」など、様々な機能が搭載されています。
機能や値段などを見比べて、最適なトイレを見つけてください。
7.まとめ
今回はトイレの黒カビを除去する方法やカビの再発を防ぐ方法をご紹介してきました。
トイレに黒カビが発生した場合は、1.【種類別・場所別】トイレのカビ取り方法を参考にして、カビ取りを行ってください。
また、カビ対策で大事なのは、カビを発生させないことです。
カビを防止するためにはこの3つがポイントになります。
この3つに注意していれば、黒カビが発生する頻度を大幅に減らすことができます。
この記事を参考にして、黒カビのない清潔で快適なトイレを目指してみてください。
■関連記事■お風呂の頑固なカビ取り8STEP|掃除後のカビ予防法まで徹底解説
■関連記事■洗面台のカビの再発に困っている方必見!洗面台のカビ取りと対策をプロが徹底解説