カビ取り業者が教える!再発率をグッと下げるお風呂のカビ取り方法
お風呂に入った際、ニオイやカビに気付いてこのように思うことはありませんか?
「お風呂が何だかカビ臭い」
「お風呂に生えた黒カビが気になる」
「浴室の酷いカビを除去して二度と発生させないようにしたい」
お風呂に関するカビのお悩みを抱える方は非常に多く、実際のお問い合わせもたくさんあります。
しかし、早め早めの対策でカビの影響を最小限に抑えることは可能です。
そこで、今回は多くのカビ除去を行ってきたカビ取り業者だからこそ分かるお風呂でカビが発生しやすい場所と、再発率をグッと下げるお風呂のカビ取り方法をQ&A形式でご紹介します。
この記事がお風呂のカビに悩む方々のお役に立つことができれば幸いです。
目次
Q1.「お風呂にカビが生えやすい理由は?」
A1.「カビの発生条件を全てクリアしているからです」
カビが発生する場所には以下の条件が揃っている必要があります。
- 水分(湿度)
- 温度
- 栄養源
- 酸素
そしてお風呂場は、これらのカビ発生条件をすべて満たしている場所です。
具体的には以下の通りです。
水分(湿度)
お風呂場は水を使用するため、常に高い湿度が保たれます。
シャワーやお湯を使った後の湿気が壁や床に残り、カビの成長に最適な環境を提供します。
お風呂の使い方によりますが、お風呂から上がった後すぐにお湯を抜かずに、換気が不十分だと、お風呂の湿度が低くならない為、急速にカビが増殖するでしょう。
温度
お風呂場は他の部屋に比べて温度が高いことが多く、温かい水蒸気が壁や天井に付着します。
これがカビの成長を促進します。
栄養源
カビは有機物を栄養源として成長します。
お風呂場では、ボディソープやシャンプーの石鹸カスや皮脂などの汚れが栄養源になります。
酸素
空気中には常に酸素が含まれており、これはカビの成長に必要な要素です。
地球上には当たり前に酸素があるものなので、避けることはできないものです。
このように、お風呂は湿気だけでなく、人の皮脂や石鹸カスなどの栄養素、気温など様々な条件が揃いやすい場所です。
そして通常の部屋と比べても更に高湿度になりやすいため、カビの発生リスクが非常に高いのです。
Q2.「お風呂の中でもカビの生えやすい部分があるって本当?」
A2.「お風呂の中でも”天井の四隅”にカビが発生しやすいです」
お風呂の中でも最もカビが生えやすいのは、天井の四隅になります。
ここは水も当たらないため胞子が定着して生えやすくなります。
天井のカビを放置していたお客様から「お風呂で暖房や乾燥機能を使用した後、カビの臭いが酷くなるので、何とかしてほしい」とご依頼をいただいたことがあります。
お客様は換気扇や暖房にカビが発生していると思われたのでしょう。
しかし、私たちが現場を確認した際、天井以外に特にカビがひどい様子は見受けられませんでした。
そして天井のカビを除去したところ、お客様が悩まされていた臭いは完全に解消されました。
何故そのようなことになったのでしょうか。
まず、カビ胞子は重力によって下に落ちる性質があります。
そして暖房によって浴室が暖められると、胞子が大量に放出され、カビの臭いが発生します。
このため、天井のカビを除去するだけで臭いが改善されたと考えられます。
カビ臭いは1つのシグナルですので、臭さを感じたら早めに除去することをおススメします。
お風呂のカビが発生しやすいのが、掃除しにくくて湿気が溜まりやすい天井です。
つまり、天井を徹底的にカビ除去することができれば、お風呂全体のカビ予防に繋がります!
■関連記事■天井のカビは壁の13.5倍危険!?天井のカビを一瞬で除去する方法を徹底解説
Q3.「お風呂の天井のカビ取り方法は?」
A3.「市販のカビ取り剤で行います」
お風呂のカビ取りは、基本的には市販のお風呂用のカビ取り剤で行います。
しかし天井は重力によってカビ取り剤が垂れてくる恐れがあるため、通常のカビ取りよりも注意が必要です。
作業する時は以下のことを注意して行ってください。
- 作業時は体を保護する
- 十分に換気して行う
- 直接噴霧せず、長柄のスポンジ等に吹きかける
- カビ取り後しっかり洗い流す
作業時は体を保護する
カビ取り剤は皮膚や目に刺激を与える可能性があるため、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服(脱色しても問題ない服)などで体を保護する必要があります。
これにより、カビ取り剤による皮膚の刺激や吸入を防ぎます。
十分に換気して行う
カビ取り剤には強い化学薬品が含まれていることが多いため、換気を十分に行うことが重要です。
窓を開ける、換気扇を利用するなどして、空気を循環させてください。
直接噴霧せず、長柄のスポンジ等に吹きかける
カビ取り剤を直接天井に噴霧すると、液剤が飛散したり、自分自身に垂れてくる恐れがあります。
安全を確保するため、長柄のスポンジ等にカビ取り剤を吹き付け、それを使用してカビを拭き取る方法を推奨します。
カビ取り後しっかり洗い流す
カビ取り剤を使用した後は、カビ取り剤の成分が残らないようにしっかり洗い流してください。
直接シャワーを掛けるとカビ取り剤を含んだ水が垂れてくるため、スポンジで何度も水拭きするのが安全でしょう。
ジョンソン カビキラー
出典:amazon
花王 カビハイター
出典:花王株式会社
安全性の高いカビ取り剤を使うならカビ取りマイスターキット
安全性の高いカビ取り剤を使用したい場合は、ハーツクリーンが開発したカビ取りマイスターキットをおススメします。
通常のお風呂用のカビ取り剤と違って危険な成分は含まれていないので、水回り以外のカビ取りにも使用でき、汎用性が高いカビ取り剤です。
また、この商品は実際に業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良したものなので、自宅でプロレベルのカビ取りができますし、防カビ剤もセットに含まれているため、カビの再発を防ぐことも可能です。
■関連記事■赤カビ・ピンクカビの掃除がしたい!赤カビの落とし方と7つのカビ対策
■関連記事■浴室・外壁のモルタルのカビ取り方法とカビ対策をプロが伝授
Q4.「お風呂用の燻煙剤はカビに効果があるの?」
A4.「特に黒カビに効きますが、定期的に行う必要があります」
お風呂用の燻煙剤は銀イオンを含む煙を放出し、浴室内を除菌します。
これにより、カビの成長に必要な微生物や栄養源を減少させ、新たなカビの発生を防いでくれます。
また、普段なら手が届かないような小さな隙間や天井も除菌してくれるので、お風呂場のカビにお困りの方にとっては強い味方になるでしょう。
ルック おふろの防カビくん煙剤 フローラルの香り
出典:amazon
ただし、お風呂の燻煙剤も過信は禁物
自力で除去してもカビが発生する場合には是非ご相談ください。
Q5.「天井以外でカビの原因になりやすい箇所は?」
A5.「浴槽のエプロンです」
天井以外でカビが特に問題になる箇所は、浴槽のエプロンです。
エプロン部分は、多くの方が年に1度の清掃をするかどうかという程度にしか意識しない場所です。
掃除をする際は以下の手順で行いましょう。
①熱めのシャワーで予洗いする
②カビ取り剤を吹きかける
③洗い流してしっかり乾燥させる
①熱めのシャワーで予洗いする
エプロンを外した後、熱めシャワーでカビ以外の汚れをしっかりと洗い流します。
やけどには十分気を付けて作業してください。
②カビ取り剤を吹きかける
市販のカビ取り剤をカビが発生している箇所にスプレーし、しばらく放置します。
この時、カビ取り剤が皮膚に触れないように注意してください。
③洗い流してしっかり乾燥させる
カビの色が薄くなったらシャワーで洗い流し、しっかり乾燥させて終了です。
■関連記事■お風呂の頑固なカビ取り8STEP|掃除後のカビ予防法まで徹底解説
■関連記事■再発に悩む風呂カビ!カビの悩みから解放される裏技×3つのポイント
Q6.「お風呂のカビを防ぐにはどうすればいいの?」
A6.「換気と定期的な掃除が大事です」
お風呂のカビ対策は定期的なメンテナンスが鍵です。
お風呂上がりにはすぐにお湯を抜き、換気扇を回して空気を循環させましょう。
日々の掃除に加え、月に1度はお風呂場全体を徹底的に清掃するようにしてください。
また、もしカビが発生してしまっても、すぐに市販のカビ取り剤で処理することで、短時間でお風呂のカビを除去し、清潔な状態で維持することができるでしょう。
市販のカビ取り剤の臭いや強さが苦手な方は、しっかりと乾燥させた後に消毒用エタノールを吹きかける、または重曹を使用して除去する方法も効果的です。
こまめな掃除を意識していれば、強力なカビ取り剤を使わなくてカビの除去は可能です。
早い段階でのカビの除去を意識し、被害が大きくなる前に抑えましょう!
Q7.「毎日できるお風呂のカビ対策を知りたい」
A7.「お風呂上りに3つのことをするだけでカビ予防になります」
まずカビが発生しやすいのは、以下のようなお風呂です。
- 換気をしていない
- お湯を溜めっぱなし&フタをしていない
- しばらくお風呂掃除をしていない
皆さんのお家のお風呂は大丈夫でしょうか。
もし当てはまる部分があるようでしたら、いますぐに改善するようにしてください。
そして以下のことを日々の習慣として取り入れることで、カビの発生リスクを大幅に減らせるでしょう。
まだ行っていない方は、是非今晩から実践してみてください。
①お風呂を上がりにシャワーで洗い流す
お風呂を上がった後、石鹸カスや皮脂汚れを冷たい水でしっかり洗い流しましょう。
これにより、湿度を下げると同時にカビの栄養源を減らすことができ、カビの発生を抑制します。
②浴槽のお湯は抜くか蓋をする
浴槽のお湯を抜くか、もしくは蓋をすることで湯気が浴槽内に充満するのを防ぎます。
これにより、浴室の湿度が高くなるのを防ぐことができます。
③換気を徹底する
入浴中以外は常に換気扇を回すことをお勧めします。
全体が乾燥するまで一晩中(10時間程度)換気を続けると、湿度の低下とともにカビの繁殖を抑える効果があります。
Q8.「お風呂のカビを取ってもすぐに再発する場合は?」
A8.「専門のカビ取り業者へご相談ください」
自分だけでは限界だと思ったらなるべく早めに専門の業者に依頼することをお勧めします。
お掃除の専門家、リフォームの専門家など、それぞれにプロは存在しますが、カビに関する問題ではカビ専門の業者に相談することをおススメします。
その理由としては、カビの専門家はカビの生態や効果的な除去方法を深く理解しているため、カビの再発リスクを大幅に下げることができるからです。
もしカビの知識が曖昧なリフォーム業者やハウスクリーニングに依頼すると、結局カビが再発して費用も2倍発生する恐れがあります。
したがって、費用や時間を最小限に抑えるためにも、そのお悩みに関するプロフェッショナルに依頼するのが一番効果的なのです。
まとめ
お風呂場は、住宅内で最もカビが発生しやすい場所の1つです。
しかし、日常的な対策と定期的な掃除によって、カビの発生は防ぐことが可能です。
この記事がお風呂のカビ予防の参考になれば幸いです。
また、カビが酷くてリフォームしかないと考えている方も、もしかしたらカビ取りだけで済む可能性があります。
カビ取りならリフォームを行うよりも格段に費用を抑えることができます。
リフォーム会社に連絡する前に、まずは一度弊社までご相談ください。