カーテンのカビを取る方法や6つの対策をカビ取りのプロが徹底解説
「窓の結露のせいでレースのカーテンが濡れて黒カビが生えてしまった」
「柄物の遮光カーテンにカビが生えた。色落ちさせないでカビ取りしたい」
窓のすぐそばにあるカーテンは、カビが発生しやすいものの一つです。
カーテンのカビは部屋の印象を悪くするので嫌な気持ちになると思いますが、それ以上に心配なのが健康被害です。
カビが生えている部屋には大量のカビの胞子が浮遊しており、それを吸い込むことで病気を発症することがあります。
カビの菌によってアレルギー性鼻炎や足白癬(水虫)を発症したり、肺や気管支に入った場合は肺アスペルギルス症や肺炎など命に関わるような病気に罹ってしまうこともあるため、カビの放置はとても危険です。
そのためカビを見つけたらすぐに除去するようにしてください。
そこで今回、カーテンにカビが発生した場合のカビ取り方法について解説いたします。
カーテンだけでなく窓のカビ取り方法やカーテンのカビを防ぐ方法なども紹介するので、是非最後までお読みください。
この記事でわかること
- カーテンのカビ取り方法
- 窓のゴムパッキンやサッシのカビ取り方法
- カーテンにカビが発生する原因
- カーテンのカビを防ぐための対策
目次
1.軽度のカビは「酸素系漂白剤」で除去する
カビ取り方法はカーテンの素材によって異なってきますので、まずはタグの確認から行ってください。
もし「家庭での洗濯禁止」のマークが記載されている時は、自宅でのカビ取りができないため業者に依頼するしかありません。
また「漂白剤の使用禁止」マークがある場合も自宅でのカビ取りは難しいです。
その場合はクリーニング業者などに依頼することになると思うので4.自力でカーテンのカビ取りが出来ない場合はプロに任せるを参考にしてください。
ここで紹介する「酸素系漂白剤」でのカビ取りは、カビが軽度である場合や色柄物などで塩素系漂白剤を使用することが出来ない時のカビ取り方法です。
そして一括りに酸素系漂白剤と言っても、粉末タイプと液体タイプの2種類に分かれています。
成分 | 特徴 | |
粉末タイプ | 過酸化ナトリウム
(弱アルカリ性) |
カビを除去しやすいが、動物性繊維に使用できない |
液体タイプ | 過酸化水素
(弱酸性) |
粉末と比べて洗浄力は劣るが、繊維を傷めにくい |
同じ酸素系漂白剤でも使用している成分が異なりますし、粉末は弱アルカリ性、液体は弱酸性と液性も異なります。
そしてカビはアルカリ性に弱い性質のため、弱アルカリ性である粉末の方が除去しやすいので、基本的には粉末の漂白剤の使用をおススメします。
ただしシルクやウールなどの素材は生地が傷んでしまう恐れがあるため、液体タイプを使用しましょう。
1-1.準備するもの
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- おしゃれ着用の洗剤
- 大きな桶(浴槽でも可)
- 歯ブラシ
- 洗濯ネット
- ゴム手袋
- マスク
カビの吸い込みや手荒れを防ぐために作業中はマスクとゴム手袋を身に付けてください。
おススメの粉末タイプの酸素系漂白剤
グラフィコ オキシクリーン
出典: amazon
衣類のシミ・汚れを漂白・消臭・除菌してくれる粉末タイプの酸素系漂白剤です。
衣類だけでなく、キッチンやお風呂、お部屋の床などご家庭の至るところの掃除に使用できます。
おススメの液体タイプの酸素系漂白剤
ワイドハイター EXパワー
出典:amazon
日常生活で付着する汚れや臭いを洗浄してくれる、液体タイプの酸素系漂白剤です。
染み込んだ汗・皮脂や菌まで強力分解するので、不快なにおい戻りも防いでくれます。
1-2.カビ取り手順
①ぬるま湯に酸素系漂白剤を入れる
桶にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れてください。
カーテンが入る桶がない時は浴槽でも問題ありません。
②カーテンをつけ置きする
カーテンを入れてつけ置きします。
時間は30分程度を目安にして、あとはカビの状態を見て判断してください。
カビが酷いところは歯ブラシなどで擦って除去しましょう。
③洗濯機で手洗いコースで洗う
洗濯ネットにカーテンを入れてから洗濯機で洗います。
おしゃれ着用洗剤を使用し、手洗いコースなどで優しく洗ってください。
④脱水する
洗濯機で脱水します。
レースのカーテンは30秒程度、ドレープカーテンは1分程度を目安にしてください。
⑤乾燥させる
カーテンレールに吊るして乾燥させます。
もし窓にカビが発生している場合は3.窓のカビ取りも行うを参考にして、事前にカビ取りをしておきましょう。
カーテンが濡れたままだとカビが発生しやすくなるため、窓を開けたり、除湿したりしながらしっかりと乾かすようにしてください。
2.頑固なカビは「塩素系漂白剤」で除去する
1.軽度のカビは「酸素系漂白剤」で除去するで紹介したやり方は、カーテンの生地を傷めずにカビを除去する方法です。
強力な液剤を使用していないため、カビの色素などが完全に落ちないことがあります。
そのような頑固なカビにおススメなのが塩素系漂白剤を使用したカビ取りです。
ただしこちらのカビ取りは、カーテンのタグに塩素系漂白剤の使用禁止の表示や「エンソサラシ」に×が付いている場合には行うことができません。
もしタグを無視して塩素系漂白剤でカビ取りを行ってしまうと、カーテンの素材が傷んでしまったり、色落ちや変色などを起こしてしまう可能性があります。
塩素系漂白剤が使用できないカーテンで、酸素系漂白剤では除去できなかった場合は、クリーニング業者などのプロに依頼するようにしましょう。
2-1.準備するもの
用意するもの
- 塩素系漂白剤
- おしゃれ着用の洗剤
- 大きな桶(浴槽でも可)
- 歯ブラシ
- 洗濯ネット
- ゴム手袋
- マスク
カビの吸い込みや手荒れを防ぐために作業中はマスクとゴム手袋を身に付けてください。
おススメの塩素系漂白剤
花王 漂白剤 ハイター
出典:amazon
黄ばみや黒ずみをとって、衣類を真っ白に仕上げてくれる白物専用の塩素系カビ取り剤です。
除菌や消臭効果もあります。
2-2.カビ取り手順
①ぬるま湯に塩素系漂白剤を入れる
桶にぬるま湯と塩素系漂白剤を入れてください。
カーテンが入る桶がない時は浴槽でも問題ありません。
②カーテンをつけ置きする
カーテンを入れて30分程度つけ置きします。
カビが残っているようなら、つけ置きする時間を長くしてください。
カビが酷いところは歯ブラシなどで擦って除去しましょう。
③洗濯機で手洗いコースで洗う
洗濯ネットにカーテンを入れてから洗濯機で洗います。
おしゃれ着用洗剤を使用し、手洗いコースなどで優しく洗ってください。
④脱水する
洗濯機で脱水します。
レースのカーテンは30秒程度、ドレープカーテンは1分程度を目安にしてください。
⑤乾燥させる
カーテンレールに吊るして乾燥させます。
もし窓にカビが発生している場合は3.窓のカビ取りも行うを参考にして、事前にカビ取りをしておきましょう。
カーテンが濡れたままだとカビが発生しやすくなるため、窓を開けたり、除湿したりしながらしっかりと乾かすようにしてください。
3.窓のカビ取りも行う
カーテンのカビを完全に除去できても、窓にカビが発生しているとそこからカビが移ってしまうことがあります。
それを防ぐためにも、カーテンを吊るす前に窓のカビ取りを行ってください。
今回は特にカビ取りに苦労する方が多いゴムパッキンやサッシのカビの除去方法をご紹介します。
3-1.準備するもの
用意するもの
- 塩素系カビ取り剤(頑固なカビはジェルタイプのカビ取り剤)
- 消毒用エタノール
- 雑巾
- 綿棒
- ラップ
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)
アルミサッシに塩素系カビ取り剤を使用すると脱色する恐れがあるため、消毒用エタノールで除去するようにしましょう。
またカビ取りを行う時はマスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けて、必ず換気して行ってください。
おススメの塩素系カビ取り剤
ジョンソン カビキラー
出典:amazon
カビの根の奥まで強力に浸透し、ゴムパッキンの黒カビまで落としてくれるカビ取り剤です。
嫌な臭いの原因になる菌やバクテリアまで除菌してくれます。
おススメのジェルタイプのカビ取り剤
鈴木油脂工業 かびとりいっぱつ
出典:amazon
ゴムパッキンやタイル目地におススメのジェルタイプのカビ取り剤です。
しっかり密着するため、頑固な黒カビも除去してくれます。
おススメの消毒用エタノール
ドーバー パストリーゼ77
出典:ドーバー酒造株式会社
酒造会社のノウハウから生まれたアルコール製剤です。
アルコールの含有率が77%と高濃度で、カビをはじめとした多くの細菌やウィルスを除菌してくれます。
3-2.ゴムパッキンのカビ取り手順
①ゴムパッキンを雑巾で拭く
硬く絞った雑巾でゴムパッキンに付着している汚れを除去します。
②カビ取り剤を吹きかけた後にラップをかける
ゴムパッキンにカビ取り剤を吹きかけます。
そしてカビ取り剤が浸透するようにゴムパッキンにラップをかけてください。
またカビが酷い場合はジェルタイプのカビ取り剤を使用するのもおススメです。
③雑巾で拭き取る
カビ取り剤に記載されている時間放置した後、硬く絞った雑巾でカビ取り剤を拭き取ります。
カビ取り剤の成分が残らないようにしっかりと何度も拭くようにしてください。
3-3.サッシのカビ取り手順
①レールを雑巾で拭く
レール部分に溜まっている汚れを硬く絞った雑巾を使って取り除いてください。
隅など除去しにくい部分は綿棒を使用すると綺麗に除去できます。
②消毒用エタノールを吹きかける
カビを殺菌するために消毒用エタノールを吹きかけてください。
③雑巾で拭き取る
硬く絞った雑巾で消毒用エタノールを拭き取ってください。
4.自力でカーテンのカビ取りが出来ない場合はプロに任せる
窓の結露によってカビが発生した場合、湿度の高い場所に生えやすい黒カビであるケースが多いです。
カビは黒カビ、白カビ、青カビなど様々な種類がありますが、特に除去しにくくて厄介なのが黒カビです。
黒カビは繊維の深いところまで根を張っているため、カビを死滅させることができても、カビの色素が残ってしまうことがあります。
このように自宅でカビが除去しきれなかった場合や、そもそも洗濯できない素材だった場合は、諦めて買い替えるか、クリーニング業者に依頼して除去してもらうかのどちらかになるでしょう。
4-1.通常のクリーニング業者に依頼する
近所のクリーニング業者に持っていくというのが、一般的な方法でしょう。
店頭に持ち込むのは手間にはなりますが、実際に物を見ながら相談したり、要望を伝えられるというメリットがあります。
また最近では宅配クリーニングの業者も増えています。
段ボールに入れて送るだけなので、店頭まで行かなくていいですし、店舗の営業時間を気にしなくていいので忙しい方にピッタリです。
しかし、近所のクリーニング店も宅配クリーニングも、カビの状態によっては最初から受け付けてもらえなかったり、カビの跡が残ったまま戻ってきたりすることがあります。
黒カビの色素を落とすには染み抜きなどをしなければならないため、熟練した技術が必要になります。
そのためクリーニング業者を選ぶ時は、黒カビでも受け付けてくれているところで、技術力の高い業者を選ぶようにしましょう。
宅配クリーニングの場合はインターネットで口コミも探しやすいので、信頼できる業者かどうか見極めてください。
4-2.カビ取り専門クリーニング業者に依頼する
あまりにもカビの状態が酷いと、どこのクリーニング業者に依頼しても断れてしまうということもあります。
そんな時でもまだ諦めないでください。
カビ取り専門のクリーニング業者のハーツクリーニングに依頼するという方法があります。
ハーツクリーニングでは、国内外の要人が依頼するほど実績のある老舗のクリーニング店と提携しているため、頑固な黒カビも熟練した技術で除去してくれます。
またカビの菌である真菌は非常にしぶといため、通常の滅菌処理では死滅しないことがあります。
しかしハーツクリーニングで使用しているEOガスは医療機器の滅菌処理にも使われているほど強力なので、死滅しにくい真菌や害虫の卵などを根絶させることも可能です。
その代わり料金は他のクリーニング業者よりも高くなっているため、高級品や替えの効かないものなど、何としてでもカビを除去したい大切なカーテンの時にご利用することをおススメします。
5.カーテンにカビが発生する原因
そもそも何故カーテンにカビが発生してしまうのでしょうか。
まずカビは4つの条件が揃った場所に発生しやすいと言われています。
カビが発生する4つの条件
- 水分
- 温度(20~30℃)
- 栄養源
- 酸素
カビは湿度の高い場所や濡れている場所を好みます。
そしてカビは繁殖するために栄養源が必要になりますが、埃や油汚れ、人間の汗や皮脂など様々なものを栄養にしていきます。
要するに掃除を怠っている場所や、洗濯をしていない布類などにはカビの栄養が溜まっているということです。
では、どのような時に「カビが発生する4つの条件」がカーテンに揃ってしまうのでしょうか。
5-1.窓の結露でカーテンが濡れている
カーテンのカビの原因として一番考えられるのが窓の結露です。
結露は屋外と室内の温度差によって生じるため、寒い日や雨などで湿度の高い日に発生することが多いです。
結露した窓の周りは湿度が高くなっているため、カビが繁殖しやすくなっています。
そして特にカビが発生しやすいのは結露した窓にカーテンが触れてしまった時です。
濡れたカーテンはカビが好む環境が揃いやすくなるため、カビの胞子が付着するとあっという間に繁殖する恐れがあります。
また濡れている布類には除去が難しい黒カビが生えることが多いためとても厄介なのです。
5-2.部屋干しや加湿器で湿度が高い
天気が悪い日に洗濯物を部屋干ししたり、乾燥を防ぐために加湿器を使用している方もいると思います。
これらが原因で室内の湿度が上がり、カビが発生しやすくなってしまうことがあります。
確かに感染症予防や肌や喉の乾燥を防ぐという観点から見ると、湿度を上げるのは大事ですが、カビ予防から考えるとどうしても発生リスクを上げることになってしまいます。
また5-1.窓の結露でカーテンが濡れているで、カーテンのカビの原因は窓の結露だとお伝えしましたが、これは室内の湿度が高いほど発生しやすくなります。
ある程度の湿度は大事ですが、室内の湿度を上げすぎないように注意しましょう。
5-3.カーテンに汚れが付着している
カビは繁殖するために栄養が必要です。
カーテンを開け閉めする時に付着した人間の皮脂、室内の埃やダニの死骸、焼き肉やタバコなどのしみついた匂いなど、カビの栄養になり得るものがたくさんあります。
そしてカーテンは滅多に洗濯しないため、それらの栄養源が蓄積していることが多いです。
このような状態で湿度が高くなると、カビが繁殖しやすい条件が揃ってしまうのです。
6.カーテンのカビを防ぐための6つの対策
カーテンのカビを防ぐには、5.カーテンにカビが発生する原因で紹介した条件が揃わないようにする必要があります。
今すぐにできる対策を紹介するので、カーテンのカビを防ぎたいと思っている方は試してみてください。
6-1.窓の結露を防ぐ
カーテンのカビ対策で最も重要といってもいいのが窓の結露防止です。
まず窓の結露を見つけたら、放置せずにすぐに拭くようにしてください。
とはいえ、頻繁に結露が発生している場合は毎回拭くのも大変ですし、結露の発生に気付かないことも多いでしょう。
もし近いうちにリフォームを考えているようでしたら、そのタイミングで二重構造の窓に変えることをおススメします。
二重構造の窓の場合、中空層が作られるため冷気の侵入を防ぐことができます。
それにより室内の暖かい空気が外の冷たい空気に触れにくくなり、結露が起こりにくくなるのです。
また窓をリフォームしなくても、結露防止のアイテムを使用することで結露しにくくすることは可能です。
「結露防止シート」や「結露防止スプレー」を活用して、結露を抑えましょう。
6-1-1.結露防止シート
結露防止シートは内部に空気を含んでおり、このシートを窓ガラスに貼ることで断熱します。
要するに結露防止シートは窓に貼るだけで二重構造の窓と同じような効果を発揮することができます。
また冷暖房効果をアップさせるというメリットもあるので一石二鳥でしょう。
おススメの結露防止シート
ニトムズ 窓ガラス 結露防止シート
出典:amazon
プチプチのような模様で3層になっている結露防止シートです。
暖房効果が上がるため、節電にもなります。
貼り付けは霧吹きで水をスプレーするだけなので、あとで綺麗に剥がすこともできます。
6-1-2.結露防止スプレー
結露防止シートは見た目が気になるという方やシートを上手く貼れるか不安という方は結露防止スプレーを使用するという方法があります。
結露防止スプレーは室内側の窓ガラスに吹きかけることで、撥水効果により結露の水滴を小さく抑え、水だれを防いでくれます。
おススメの結露防止スプレー
スリーエス 結露防止剤
出典:amazon
掃除のプロが開発した商品で実際にホテルや旅館でも使用されている業務用結露防止スプレーです。
窓にスプレーして拭き取るだけで、最大14日間効果が持続します。
6-2.窓とカーテンが触れないようにする
窓ガラスにカーテンがくっつくことで、カーテンが濡れたり汚れたりしてしまうので、カーテンと窓が触れないようにしましょう。
本来であれば窓とカーテンレールに隙間があるので、カーテンが触れないようになっていますが、カーテンのすぐそばに棚などを置くことでカーテンが窓に触れてしまうことがあります。
それを防ぐためにも、カーテンのすぐそばに家具や観葉植物を置かないようにしましょう。
6-3.カーテンレールの掃除を行う
カビは繁殖するために埃などの栄養が必要なので、それを絶つことが大事です。
部屋の掃除をこまめに行うことはもちろんですが、その時にカーテンレールの掃除も一緒に行いましょう。
高い位置で目につきにくいため見落としがちですが、埃が溜まっていることが多い場所です。
この埃が落ちてカーテンに付着すると、それを栄養にカビが繁殖してしまいます。
カーテンをカビから守るにもカーテン周辺の掃除もきちんと行いましょう。
6-4.室内の湿度を抑える
カビは湿度の高い場所に発生しやすいため、部屋の湿度管理には注意しましょう。
まず梅雨の時期などジメジメしている時は、除湿機やエアコンの除湿機能を活用して湿度を下げてください。
カビは湿度が60%を超えたあたりから活動を始めるため、60%以下に保つことが望ましいです。
雨が続いていると洗濯物を部屋干しすることもあると思いますが、これは湿度を上げることになるのでできれば避けてください。
どうしても部屋干ししなければいけない時は、除湿したり、換気したりしながら行いましょう。
また冬の時期は乾燥が気になって加湿器を使うことも多いと思いますが、加湿器周辺は湿度が高くなるためカーテンの近くでは使用しないようにしてください。
6-5.こまめに換気する
窓を閉め切った状態にしていると湿気がこもってしまうので、換気して湿った空気を外に出してください。
晴れた日に行えばカラッとした空気と入れ替えることができるので、部屋の湿度も下がります。
雨の日に換気する場合は新たに室内に入ってくる空気も湿っぽくなっているので、除湿機などを活用して湿度を下げるようにしましょう。
6-6.カーテンを定期的に洗う
カーテンに汚れが溜まっているとカビの栄養源になってしまうため、それを取り除く必要があります。
カーテンは大きくて洗濯も大変ですが、「ワンシーズンに1回」「半年に1回」など自分の中で頻度を決めて洗濯するようにしましょう。
洗濯可能なカーテンなら、洗濯ネットに入れておしゃれ着用洗剤で洗ってください。
脱水はレースのカーテンで30秒程度、ドレープカーテンで1分程度が目安です。
エマール おしゃれ着用洗剤 リフレッシュグリーンの香り
出典: amazon
7.まとめ
今回はカーテンのカビ取りや対策について解説してきました。
カーテンのカビは見た目が悪いだけでなく、健康への悪影響も懸念されるので見つけたらすぐに除去するようにしましょう。
軽度のカビや色柄物のカーテンの場合は酸素系漂白剤でのカビ取りをおススメします。
粉末タイプの方がカビの除去がしやすいのでお勧めですが、シルクやウールなどの素材のカーテンの場合は液体タイプを使用しましょう。
頑固なカビで白いカーテンの場合は塩素系漂白剤でカビ取りをしましょう。
ここで紹介したカビ取り方法でカーテンのカビが除去できなかった場合は、無理せずにクリーニング業者に頼むのがいいでしょう。
黒カビは繊維に根を張っていてクリーニング業者でも除去が難しいと言われています。
そのためクリーニング業者によっては最初から黒カビが生えたカーテンを受け付けていなかったり、受け付けていてもカビの色素が残ったまま戻ってくることがあります。
もしカビが生えたカーテンがとても大切なもので、多少料金が高くてもカビ取りしたいということであれば、カビ取り専門のクリーニング業者であるハーツクリーニングにへのご依頼をおススメします。
国内外の要人が依頼するほど実績のある老舗のクリーニング店と提携しているため、クリーニングの技術は一流です。
そして医療機器の滅菌処理にも使われているEOガスを使用して滅菌しているため、しぶといカビの菌も死滅させることができ、カーテンのカビの再発も防ぐことができます。
このようにカーテンにカビが生えてから対処しようとすると、手間がかかってしまったり、クリーニングの費用が高くなってしまいます。
そのためカーテンにカビが生える前に対策することで、余計な手間を省いて費用も抑えることができます。
この記事によって、たくさんの方がカーテンのカビの悩みから解放されることを願っています。