プロが教える正しい家具のカビ取りと6つのカビ対策【タンス・棚・ソファetc.】
「日当たりの悪い部屋にタンスを置いていたらカビが生えてしまった」
「木製の棚にカビが生えたからカビ取りしたい。市販のカビ取り剤を使ってもいいのだろうか」
ジメジメした部屋に置いていたり、濡れた状態で放置されていたりすると、家具にカビが生えてしまうことがあります。
大型家具は処分するのに苦労しますし、高価なものの場合はカビが生えたからと言って簡単に買い替えることはできないと思います。
しかし家具は木製や布製のものが多く、カビ取り方法を間違えると傷めてしまったり、色落ちや変色させてしまったりする恐れがあるため注意が必要です。
そこで今回、家具のカビ取り方法を素材別に解説します。
タンスや棚などの木製の家具と、ソファや椅子などの布製の家具のカビ取りをそれぞれ紹介するので、カビにお困りの方は是非この記事を参考にしてください。
この記事でわかること
- 木製の家具のカビ取り方法
- 布製の家具のカビ取り方法
- 自力でカビ取りできない場合の対処方法
- 家具にカビが発生する原因
- 家具をカビから守るための対策
目次
1.家具に生えたカビを放置してはダメ!その理由とは?
家具にカビが生えているのを見つけても、「忙しいからまた時間がある時に…」と放置する方がいます。
しかしカビは時間経過とともに繁殖していくものなので、放置することでカビ取りする範囲が広くなって除去するのに苦労するでしょう。
そしてそれ以外にもカビを放置してはいけない理由があります。
1-1.収納しているものにも移ってしまう
カビが生えたのがタンスや本棚などだった場合、収納している服や本にまで移ってしまう恐れがあります。
もし服にカビが発生してしまったら、自力でカビ取りするのも大変ですし、プロに頼もうとしたらクリーニング費用が発生します。
しかもそれが1着や2着ならまだいいですが、もし数十着の服にカビが生えてしまったら高額な費用が発生してしまいます。
また本の場合は洗うことができないため、自力で完全にカビを除去するのは難しいです。
保管している大事な物を守るためにも、家具のカビは放置しないようにしましょう。
1-2.カビが原因で健康被害の恐れがある
カビの発生で一番怖いのが健康被害です。
- 肺アスペルギルス症
- クリプトコッカス症
- スポロトリクム症
- 夏型過敏性肺炎
- シックハウス症候群
- 足白癬(水虫)
- アレルギー性鼻炎
馴染みのない名前の病気もあると思いますが、これらの病気は真菌(カビの菌)が原因で発症することがあります。
そして病気の中には、悪化すると肺を一部切除しなければいけないなくなったり、最悪の場合だと命を落とすような危険な病もあります。
カビは誰にとっても体に悪いですが、特に子供や高齢者、免疫力が低下している方などが影響を受けやすいと言われています。
カビはご自身やご家族の健康を脅かすほど怖いものだと理解するようにしましょう。
1-3.放置して悪化すると自力でのカビ取りが不可能になる
長期間放置したり、発見が遅れてしまった場合、自力ではカビ取りできないほど悪化していることがあります。
そこまで悪化していると無理して個人で除去しても再発を繰り返すだけなので、時間や労力を無駄にかけてしまうことになるでしょう。
自力でカビ取りできないのであれば、業者に依頼するか買い替えるかしかありません。
しかし、どちらにしても自力でカビ取りするよりも費用が掛かってしまいます。
またカビが生えたのが思い入れのある大切な家具だった場合、捨てることになってしまったら非常にショックでしょう。
費用を抑えるためにも、大事な家具を長く使い続けるためにも、初期の段階でカビを除去するようにしましょう。
2.身近なもので木製の家具のカビ取りをする【タンス・棚・ベッドなど】
カビ取りと言えば、お風呂場などで使う塩素系のカビ取り剤を思い浮かべる方も多いと思いますが、そのようなカビ取り剤は木材を傷めてしまいます。
まずほとんどの木材は弱酸性ですので、アルカリ性に弱い性質にあります。
そして塩素系のカビ取り剤は強アルカリ性と非常に強い成分です。
これを家具に使用すると、変色したり、木材が傷んで強度が落ちてしまう恐れがあるので、使用はおススメできません。
またカビ取り剤には毒性の強い水酸化ナトリウムという成分も含まれているため、水で洗い流せない場所で使用するとその成分が残って体に悪影響を与える危険もあります。
そのような事態にならないためにも、家具のカビ取りには消毒用エタノールを使用しましょう。
エタノールは中性ですので、木材を傷めずにカビを除去できます。
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出典: amazon
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出典:ドーバー酒造株式会社
ただしエタノールは家具の塗装などを溶かしてしまう恐れがあります。
まずは目立たない所で試して、問題なければ作業を行うようにしましょう。
また消毒用エタノールで除去できるのは軽度のカビなので、カビが酷い時は3.プロのカビ取り剤で木製の家具のカビ取りをする【タンス・棚・ベッドなど】を参考にしてくださ。
2-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル(必要な場合)
- 雑巾
- マスク
- ゴム手袋
注意事項
- 換気する
- 目立たない場所で試してから作業する
カビ取り作業中にカビの胞子を吸い込む恐れがあるため、必ず換気をしながら行い、マスクとゴム手袋を身に付けてください。
エタノールで塗装を溶かしてしまう恐れがあるため、目立たないところで試してから作業するようにしましょう。
2-2.カビ取り手順
①雑巾で埃を取り除く
スプレータイプではない消毒用エタノールをお持ちの場合は、スプレーボトルに注ぎ入れてください。
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけて、その雑巾で家具に付着している埃などを取り除きましょう。
②消毒用エタノールを吹きかける
消毒用エタノールを吹きかけてください。
カビが発生している部分だけでなく、その周辺にも吹きかけるようにしましょう。
③しっかりと乾かす
濡れたままだとカビが再発しやすくなるので、しっかりと消毒用エタノールを乾かしてください。
収納家具の場合は、完全に乾いたのを確認してから収納している物を戻すようにしましょう。
3.プロのカビ取り剤で木製の家具のカビ取りをする【タンス・棚・ベッドなど】
消毒用エタノールは漂白効果がなく、揮発性が高い液剤です。
そのためカビの色素が残ってしまったり、完全に死滅する前に揮発してしまうことがあります。
軽度のカビの除去や応急処置として使うのであればいいのですが、そうでないならカビ取り剤を使用する必要があります。
とはいえ市販の塩素系カビ取り剤は木材を傷めてしまうので使用できません。
そこでおススメしたいのがカビ取りマイスターキットです。
カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使えるように改良した商品ですので、カビの殺菌力が高いです。
また、液剤は食品添加物由来のものなので、分解されやすく、木製の家具など水で洗い流せない場所でも安全に使用することができます。
そして防カビ剤もキットの中に含まれているため、カビ取りだけでなく、カビの再発も防ぐことも可能です。
3-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- カビ取りマイスターキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
- 雑巾
- スプレーボトル
- マスク
- ゴム手袋
- ゴーグル
- 長袖の服(色落ちしても問題ないもの)
注意事項
- 換気する
- 他の液剤と混合しない
- 目立たない場所で試してから作業する
- 鉄部に除カビ剤が付着したら拭き取る
カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤と混ぜるようなことはしないようにしてください。
液剤には漂白効果があるため、目立たない場所で試してから作業してください。
鉄部に除カビ剤が付着すると錆びる可能性があるので、付着したらしっかりと水拭きしてください。
3-2.カビ取り手順
①硬く絞った雑巾で埃を取り除く
硬く絞った雑巾で家具に付着している埃などを取り除きましょう。
②除カビ剤を塗ってしばらく放置する
キット付属のカップにカビ取り剤を注いでください。
ハケで雑巾にカビ取り剤をたっぷり染み込ませてから家具を拭きましょう。
家具の裏側などザラザラしている部分はハケで塗っていきます。
ハケは下から上に向かって動かし、液剤が垂れてしまった場合は跡が残らないように雑巾で拭き取ってください。
カビ取り剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。
③雑巾でカビ取り剤を拭き取る
硬く絞った雑巾でカビ取り剤を拭き取った後、自然乾燥させてください。
④防カビ剤を吹きかける
スプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れて、カビ取りした箇所に噴霧してください。
そのまま自然乾燥させて終了です。
収納家具の場合は、完全に乾いたのを確認してから収納している物を戻すようにしましょう。
4.布製の家具のカビ取りをする【ソファ・椅子など】
ソファや椅子は、手垢が付着したり、食べカスが落ちてしまったりして、カビの栄養源が溜まりやすいものです。
その状態で部屋の湿度が高いなど他の条件が揃えば、カビの発生リスクは高くなります。
カビが生えても衣類のように丸洗いできればいいのですが、家具の場合はそれも難しいでしょう。
そこで丸洗いできない布製のものを除去する時は、消毒用エタノールを使用してみてください。
布だけでなく、合皮や革も同じ方法でカビ取り可能です。
ただし革は消毒用エタノールによってシミになることがあるので、目立たない場所で試してから行うようにしましょう。
4-1.事前準備・注意事項
用意するもの
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル(必要な場合)
- 雑巾
- ドライヤー(必要な場合)
- マスク
- ゴム手袋
注意事項
- 換気する
- 目立たない場所で試してから作業する
カビ取り作業中にカビの胞子を吸い込む恐れがあるため、必ず換気をしながら行い、マスクとゴム手袋を身に付けてください。
素材によっては色落ちする可能性があるので、目立たないところで試して問題なければ作業するようにしましょう。
4-2.カビ取り手順
①雑巾で埃や表面のカビを取り除く
スプレータイプではない消毒用エタノールをお持ちの場合は、スプレーボトルに注ぎ入れてください。
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけて、その雑巾で表面に付着しているカビを除去してください。
布の場合は擦ると奥に入り込んでしまうので、つまむようにしましょう。
②消毒用エタノールを吹きかける
消毒用エタノールを吹きかけてください。
カビが発生している部分だけでなく、その周りも吹きかけるようにしてください。
③しっかりと乾かす
しばらく放置した後、乾いた雑巾で消毒用エタノールを拭き取ります。
布の場合は擦るのではなく、押すようにして水分を吸い取ってください。
水分が残った状態だとカビが再発しやすくなるので、熱に弱い素材でなければドライヤーで乾かしてください。
革や合皮の場合はしっかりと自然乾燥させましょう。
5.自力で除去できないほどカビが進行してしまった時の対処方法
カビの発見が遅れたり、しばらく放置していたりすると、個人で除去できないほどカビが進行していることがあります。
その場合無理にカビ取りをしても、完全にカビが除去できない可能性が高いです。
カビは少しでも残っていると再発してしまうものなので、せっかく苦労してカビ取りしても無駄になってしまうでしょう。
そういう時は業者に任せるか、買い替えを検討しましょう。
5-1.カビ取り業者に依頼して徹底的に除去してもらう
家具の裏側にビッシリとカビが発生している時など、カビが広範囲に渡っている場合はカビ取り業者に依頼しましょう。
またタンスの中などにカビが発生した場合は、カビ取りが不十分で再発してしまうと、収納している服にもカビが移ってしまう恐れがあります。
あまりにもカビが酷いと収納していた服を全て捨てる羽目になることもあるので、タンスの中のように絶対に再発させたくない場所のカビ取りはプロの任せた方が確実です。
ハーツクリーンではこれまでに10000件以上のカビの現場の調査と5000件以上のカビ取りをしてきました。
海外の大学と提携して独自開発した液剤を使用し、カビの再発率も3年で5%以下と業界最高レベルの品質を提供しています。
家具のカビでお悩みの方はまずは一度弊社までご相談ください。
5-2.いっそのこと買い替える
あまりにもカビが進行していると業者でもカビ取りできないことがあります。
その場合は今の家具は捨てて、新しいものを購入するしかないでしょう。
またカビ取りが可能なレベルであっても、値段が高くない家具の場合は買い替えた方が安いケースもあります。
プロでも除去できないほどカビ悪化している場合や、安価で購入できる家具はいっそのこと買い替えてしまうのがベストな選択だと思います。
6.家具にカビが発生する原因とは
そもそも何故家具にカビが発生してしまうのでしょうか。
まずカビが発生するには以下の4つの条件が揃っている必要があります。
- 水分・湿度(60%以上)
- 温度(0~40℃)
- 栄養源(埃や虫の死骸、髪の毛など)
- 酸素
カビは0~40℃であれば生育可能ですが、特に好むのが25~28℃です。
要するに適度に暖かくて湿度が高い場所に、埃などの汚れがあればカビの発生リスクが非常に高くなります。
ではどのような時にカビの発生条件が揃ってしまうのでしょうか。
6-1.部屋の湿度が高い
カビは湿度が60%を超えたあたりから活動を始めて、湿度が高ければ高いほど活発になります。
そして湿度が高くなりやすい部屋の特徴は以下の通りです。
- 日当たりが悪い
- 低層階(地階~3階)
- 窓や壁が結露しやすい
- 部屋干ししている
日当たりが悪い部屋は湿気がこもりやすく、低層階は地面の湿気の影響を受けやすいため、雨の日など湿度が高い日は特に室内がジメジメするでしょう。
また二重サッシでない窓や断熱材が入っていない壁は、外気温と室内温度との差によって結露しやすくなり、それによって部屋の湿度を上昇させます。
湿度の高い部屋に家具を置いていると、その湿気の影響を受けて家具にカビが発生しやすくなるので注意が必要です。
6-2.濡れているものを保管している
例えばタンスの場合、濡れた服を入れるとタンスの中の湿度を上げることになります。
びしょ濡れの服をそのまま入れるというのはないと思いますが、着用後の服を洗わずにしまったり、洗濯後に乾燥が不十分だったというケースはあるでしょう。
人間は冬でも体内から水分を放出しているため、着用直後の服は水分を含んでいます。
そのような服をタンスにしまうと湿度を上げてしまいます。
しかもタンスは、服を出し入れする時以外は基本的に閉めっぱなしのため、一度湿度が上がるとそれを外に逃がすことができません。
そのため高湿度の状態が長期間続いてしまい、カビが発生してしまうのです。
6-3.通気性が悪い
引き出しや扉付きの収納家具は、物を出し入れする時以外は閉め切っているため、空気が入れ替わりません。
そのため引き出しの中の湿度が上がってしまっても、こもっている湿気を外に逃がすことができず、高湿度の状態が続いてしまいます。
また、家具をピッタリと壁にくっつけている方も多いと思いますが、これでは家具の裏側の通気性が悪くなってしまいます。
通気性が悪い場所は埃と湿気が溜まりやすいため、カビが発生する条件が揃ってしまうのです。
6-4.汚れが溜まっている
埃や塵、虫の死骸や人間の皮脂など、カビはあらゆるものを栄養にして繁殖します。
そしてそのようなものは掃除を怠っている場所に溜まりやすいものです。
タンスなどたくさんの物を収納している場所だと、中身を全て出して掃除するというのは手間がかかるため、滅多にやらないでしょう。
また家具の裏など普段手が届かない場所は掃除する頻度も少ないと思います。
そういう場所にカビの栄養源が溜まり、カビが発生してしまうのです。
7.今すぐできる!家具のカビを防ぐための6つの対策
6.家具にカビが発生する原因とはでお伝えした通り、カビが発生するには「湿度」「温度」「栄養源」「酸素」の4つが必要です。
しかし逆を言えば、どれか1つでも欠けていればカビを防ぐことができるということです。
これから紹介するカビ対策は今すぐできるものばかりですので、家具のカビを防ぎたい方は是非参考にしてみてください。
7-1.部屋を除湿する
日本は多湿な気候で春から秋頃は特にジメジメしやすいので、何も対策をしなければ部屋が高湿度の状態になってしまいます。
それを防ぐためにも除湿機やエアコンの除湿機能を活用して、湿気を取り除いてください。
カビは60%を超えたあたりから活動を始めるため、カビの動きを止めるためにも湿度は60%以下に保つようにしましょう。
もし部屋の湿度がわからないということでしたら、湿度計を用意しましょう。
数値として目で見えると湿度を意識しやすくなるので、常に目に付く場所に置くようにしてください。
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7-2.こまめに換気する
部屋が閉めっぱなしになっていると湿気がこもってしまうので、定期的に窓を開けて換気するようにしましょう。
雨の日だと中に取り込む空気も湿っぽくなりやすいので、カラッと晴れた日に行うことをおススメします。
また窓を1つ開けるだけだと、窓付近の空気しか入れ替わらないので、複数個所の窓を開けて部屋全体の空気を入れ替えるようにしましょう。
そして収納家具の場合は、引き出しや扉を開けて中にこもっている湿気も一緒に外に出すようにしてください。
ただし引き出しの中に物が詰めこまれていると、通気性が悪くて空気が入れ替わりにくいので、常に引き出しの中を整頓して収納にゆとりを持たせるようにしましょう。
7-3.定期的に掃除する
日頃からこまめに掃除をしている方でも、家具の裏までは掃除の手が回っていないということもあるでしょう。
そういう場所には埃が溜まりやすいため、定期的に除去する必要があります。
大型家具の場合は大変だとは思いますが、家具を動かしてカビの栄養源になるものは取り除くようにしてください。
また収納家具の場合も、定期的に中身を出して溜まっている埃などの汚れを除去するようにしましょう。
その時に消毒用エタノールを吹きかけると更にカビの予防になります。
他にもテーブルや椅子、ソファなどは食べカスが落ちていたり、飲み物が零れたりすることもあるので、しっかりと拭き取って常に綺麗な状態を保てるように心がけてください。
7-4.家具と壁をピッタリくっつけない
通常は家具を壁にピッタリくっつけて設置していると思います。
しかし隙間なく置いていると、家具の裏側や壁にカビが生えてしまうことがあります。
空気が滞留する場所に埃や湿気が溜まりやすいため、そこにカビの胞子が付着することで繁殖してしまうのです。
そうならないためにも、家具と壁の隙間を数センチでいいのであけるようにしてください。
それだけで通気性がよくなり、カビの発生を抑えることができます。
7-5.濡れたままにしない&濡れたものを保管しない
「窓の側に棚を置いていたせいで、結露で濡れてしまった」「ソファお茶をこぼしてしまった」など家具が濡れてしまうことがあると思います。
カビは水気を好む性質の為、濡れたらすぐに拭いて乾かすようにしてください。
また窓の結露で濡れてしまうという場合は、その位置に家具を置くこと自体が良くないため、別の場所に移すことをおススメします。
それから収納家具に濡れたものを保管するのもやめましょう。
よくやってしまうのが、まだ乾いていない洗濯物をタンスに入れてしまうということです。
他にも濡れたままの食器を食器棚に戻してしまうということもあるでしょう。
収納家具に戻す時は完全に水気を無くして、湿度を上げないように気を付けてください。
7-6.除湿剤を活用する
収納家具の場合、引き出しや扉の中は密閉状態になるため、湿気がこもってしまいます。
こまめに換気するにしても限界があるため、常に湿度を抑えられるように除湿剤を置きましょう。
ただし除湿剤で注意してほしいのが交換タイミングです。
置き型タイプの除湿剤であれば3~6ヶ月、タンス用はサイズが小さいので1~2ヶ月くらいのものが多いです。
とはいえこれは平均なので、湿気がこもりやすい場合は交換時期がもっと早くなります。
効果がなくなった除湿剤はすぐに新しいものと交換して、常に除湿できる状態にしてください。
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8.まとめ
今回は家具にカビが発生してしまった時の対処方法について紹介してきました。
木製の家具のカビ取りは以下の方法で行ってください。
消毒用エタノールを使用したカビ取り方法
カビ取りマイスターキットを使用したカビ取り方法
布製の家具のカビ取りは以下の方法で行ってください。
もし個人でカビ取りができないほど進行してしまった場合は、買い替えるという選択肢もあると思います。
しかし思い出の家具や高級なアンティークの家具など、買い替えたくないものもあるでしょう。
そういう時はカビ取り業者に依頼して、徹底的にカビを除去してもらいましょう。
ハーツクリーンでもこれまでに家具のカビ取りを多数行っております。
家具のカビにお悩みでしたら、まずは一度ご相談ください。
弊社スタッフが誠心誠意対応いたします。
そして家具のカビを除去できたら、今度は二度とカビを発生させないように対策をしましょう。
家具のカビを放置していると収納しているものにカビが移ってしまったり、ご自身やご家族に健康被害を及ぼす恐れがあります。
家具のカビにお悩みの方は、是非この記事を参考にして正しい対処をしてください。